本物が作るキャッチーなMA-1ベスト

1959年、アメリカはテネシー州、ノックスビル。
米国防省はアルファ社に軍用ジャケットの見直しを依頼する。
求められたのは厳しい環境に打ち勝つ耐久性とデザイン。
その全てを満たしたアルファの名は、今では世界中に知れ渡っている。
日本でもその人気は高く、誰もが目にしたことのあるブランドの1つだろう。

そんなアルファ社の代表作が、1959年に米国防省から見直しを依頼されたMA-1。
歴史に残る不朽の名作だ。

ファッションとして、ミリタリージャケットが得意なブランドは数知れない。
でもアルファは違う。
実際にアルファ社が生産した軍用ジャケットは総計4,000万着以上にのぼる。
多くのパイロットやフライトクルーから愛されたアルファが作るMA-1は本物なのだ。

そんなMA-1をベースに生まれたのが、このベスト。
ファッションをベースにしていない本物が作るキャッチーなMA-1ベストというギャップが、もう最高にクール！！！

使用した生地は、お馴染みのフライトナイロン。
高密度で耐久性は高く、何と言っても独特の光沢がたまらない！
裏地は同素材のレスキューオレンジ。
当時は、墜落事故など不測の事態が発生した際に裏返して着用するように指示されていた国際救難色だ。
リバーシブル仕様だから、コーディネートに合わせてオレンジを表側にしても楽しめる。

中綿はサラリと薄め。
寒い季節はインナーにしたり、アウターに重ねたり。
暖かい季節はアウター代わりに。
これ1着で3シーズン着回すことができる。

シルエットはゆったりしたバルーンシルエット。
ベストだからとシルエットを変えるのではなく、あくまでもMA-1のベースを踏襲しているのがいい。

ここまで歴史的背景を中心に記載してきたが、アルファのアイテムが優れいているのはそれだけではない。
例えば企画力の高さ。
歴史的背景に頼るのではなく、現在も最先端のデザインと品質、機能性を追い続けている。
だから、現代の街で着ても心地よく、ついついヘビロテしてしまうのだ。

コストパフォーマンスだって、スゴイ。
例えば表地に使われているフライトナイロン。
これほど高密度で光沢が美しい生地は、まず高い。
縫製だって丁寧だし、1つ1つのパーツへのこだわりも深い。
それでいて、この価格を実現しているのは世界のアルファだからこそなのだ。

僕自身、展示会で一目惚れしてしまったこのベスト。
身にまとうだけで、ワクワクが止まりません。