デザインを削る、今欲しいのは究極シンプル Part2

アメリカはミネソタ州の中心部に位置するBattle Lake Outdoors（バトルレイクアウトドアーズ）。
一貫してアメリカ製にこだわる家族経営のファクトリーブランドだから、大量生産はできません。
それでも、その製品の丈夫さや使い勝手の良さから、その支持はアメリカ国内だけにとどまりません。

そんなBattle Lake OutdoorsにMOONLOID（ムーンロイド）が別注したのが、このリュック。
今回のコンセプトは「究極シンプル」。
バリスティックナイロンに続く第2弾はパッククロス。

個性的だったりトレンド感の強いバッグも良いけれど、毎日使うものだからどんなコーディネートにも合うシンプルなものがいい。
ロゴもデザインもなるべく表に出さない、特徴の無いシンプルなリュック。
それこそが、私たちが今一番欲しいリュックでした。

もちろん、シンプルなリュックであればそれで良いという訳ではありません。
欠かせないのは丈夫さと機能性。

そこで、アメリカ製とファクトリーブランドというキーワードを持つBattle Lake Outdoorsにお願いしたという訳なんです。
アメリカ製の特徴と言えば、とにかく作りが頑強なこと。
日本製や中国製のアイテムは、どちらかというと見た目のキレイさにこだわるので、縫製に歪みが少ない。
それに比べてアメリカ製のアイテムはどうかというと、使い勝手とか頑強さにこだわるから、ステッチも何度も往復して縫ったりする。
その分、縫製が歪んでいたり、均一だったりはしないけど、それが味になっていたりする。
そう、シンプルで丈夫なリュックを作るには持ってこいという訳なんです。

それに、ファクトリーブランドは特徴的なデザインやロゴよりも機能性に充填を置いているから、シンプルなデザインが得意。
今回のコンセプトにこれほど見事に合致するブランドはなかなかありません。

使用した生地は丈夫ながらも軽さと柔らかもある420Dのパッククロスナイロン。
バックもコーディネートの1つとして楽しめる様に豊富なカラバリを揃えました。
どのカラーもパッククロスとの相性と合わせやすさを吟味した厳選カラー。

あくまでもシンプルなデザインだけど、日常使いしやすい様にディテールには少しこだわっています。
例えば、サイドのポケット。
右サイドにはマチのあるメッシュポケットを配置。
このメッシュポケット、500mlのペットボトルを入れるのに最適！
背負ったまま取り出すこともできるし、暑い季節だとペットボトルに水滴が付いてしまうけど、メッシュなら心配いりません。
折り畳み傘なんかを入れるのもオススメです。

さらに左サイドにはマチの無い薄めのポケットを。
こっちはパスケースなんかを収納するのに最適。

フロントのポケットはマチ付きでダブルジッパーだから以外と大容量。
メインの気室はあえて1か所に。
ちょっとしたアウターや大きめのポーチなんかも楽々収納できるデイリー使いにピッタリのサイズ感です。
ショルダーベルトもクッション入りで、当たりが柔らかいのも嬉しいポイントです。